二ノ宮


御祭神:藤原廣嗣朝臣
設立:天平17年(西暦745年)
御神徳:文武両道・魔除け・悪縁退散・心願成就・歌舞音曲

藤原廣嗣朝臣は藤原鎌足の子、不比等の三男宇合の長男でその才能は秀で、都の人々をおどろかせておりました。しかしながら、吉備真備や僧玄昉たちによって廣嗣朝臣を大宰府に左遷されました。玄昉らの悪政は「遠の朝廷」まで聞こえ彼らを排除する為に挙兵しました。しかし、玄昉らによって謀反人に仕立てられ松浦の浜で斬首されました。廣嗣朝臣の思いは怨霊となり、都に禍をもたらすようになりました。その事を知った天皇は玄昉や真備を左遷。そして、勅命により廣嗣朝臣の霊を慰めるために二の宮の建立させ大明神の称号を賜下されました。正義を貫く意志の強さにより悪行を退散した事を称え、心願成就・悪縁退散の神様として、そして、器量良く、武道、学問、芸術、陰陽道など、あらゆる分野においてその才能は秀でていたといわれることにより、文武両道・歌舞音曲の神様としても崇められております。

一ノ宮御由緒 二ノ宮御由緒 楊柳観音菩薩(国指定重要文化財) 立神祠御由緒