楊柳観音菩薩 (国重文指定)

御神徳:健康長寿・病気平癒・諸願成就

鏡神社には古くから絹布に描かれ、縦419cm幅254cmの大幅な観音様があり、江戸末期までは大祭ごとに小屋をつくり、開帳されていたと「松浦風土記」や「鏡宮縁起」に記されていましたが、明治維新の廃仏毀釈によってその存在すら忘れられていました。ですが、昭和43(1968年)年、伊能忠敬の「測量日記」などの史料によりその内容が明らかになりました。 それによりますと、この画像は高麗王忠烈王妃叔妃が衆生救済のため、1310年に宮中画家に描かせたもので、それを鏡神社にゆかりのある僧良賢が買い求め、明徳2年(1391年)鏡神社に寄進したものと記されております。

一ノ宮御由緒 二ノ宮御由緒 楊柳観音菩薩(国指定重要文化財) 立神祠御由緒